最近はオンライン授業がぐっと増えましたね。
私は大学院の授業のオンライン化に対応する必要があり、試行錯誤をしながら今も対応しています。
通常のZoomの使い方はいろいろなサイトに載っているので、今回は学校の授業で使えそうなTipsを共有します。
準備
- 複数回授業を行う場合、Zoomのリンクは同じものを使う
- 参加者には事前にZoomのアプリケーションをダウンロードしてもらい、かつ最新のバージョンにアップデートしてもらう
- 参加者にはイヤフォンマイクもしくはヘッドセットを用意してもらう(特に個室以外から参加する場合)
- 先生もイヤフォンマイクもしくはヘッドセットを使用し、声がクリアに生徒に届くよう事前に確認しておく
ブレイクアウトルーム
オンライン授業をZoomで行う場合、一番優秀な機能がこのブレイクアウトルームです。グループワークなどするのに便利な機能ですが、一番の効能は参加者の発言機会が増えて、より参加型の授業やセッションにすることが出来ることです。
ウォームアップも兼ねて、私は早々にブレークアウトルームを使用して、前回の振り返りをペアワークで話し合ってもらったり、5分程度で話してもらったりします。すると、ブレークアウトルームから戻ってきた生徒の顔がすごくイキイキしているのです。大勢のいるオンライン授業だと話しづらいけど、少人数であれば自由に話せる利点があります。そしてブレイクアウトルームで話し合ったことを順番に発表してもらうと、全体で共有もできます。
ポイント① カウントダウン表示をしましょう
ブレイクアウトルームを使用する際に、時間を設定しておくとカウントダウン表示されるので、ブレークアウトルームにいる生徒があと何分残っているのか認識できます。
ポイント② ブレイクアウトルームを設定できるのはホストのみです
ブレイクアウトルーム機能を設定できるのはホストのみです。ホストは部屋を自由に行き来して、各ブレイクアウトルームに入ることができます。(より実際の授業風景に近いですね)
ブレイクアウトルームの設定 | ブレイクアウトルームの移動 | |
ホスト | ⭕ | ⭕ |
共同ホスト | ❌ | ⭕ |
参加者 | ❌ | ❌ |
ただし共同ホストを設定するとその人はホスト同様にブレイクアウトルーム間を移動することができます。アシスタントの方がいれば、その方を共同ホストにして2,3人でグループワークを巡回することもできます。
参加者全員共同ホストにして、全員自由に部屋を行き来することも出来ます!
その場合は、Zoomのバージョンを全員最新のものにしておいてくださいね。
チャットの有効活用
10名以上のクラスの場合、生徒の参加方法として、チャットの利用も有効です。
オンライン授業に慣れていないのは生徒も同じです。オンライン授業では普段の授業以上に発言するのにきっと緊張するでしょう。そんなとき、チャットが有効に機能します。
授業の中で、あるトピックについてディスカッションする際に、全員にチャットに入力してもらいましょう。
2-3分の時間を設けてみんなに入力してもらい、その中から、先生がいくつか取り上げたり、質問があれば答えることができます。
チャットは記録として残すこともできますよ。
フォローアップが必要な場合に助かりますね。
他にも投票ボタンや反応ボタン(拍手や挙手のアイコン)もありますので、生徒の反応などを見ながら使い分けてみてください。
最後にオンライン授業は思っている以上に先生も生徒も疲れます。休憩なども適度に入れながら進めていってくださいね。