あなたはものごとがうまく行かないとき、どのように振る舞いますか?
他責思考
正直言って、私は他責思考が強いままこの歳まできていました。
ものごとがうまく行かないとき、「誰も教えてくれなかったから」「忙しかったから」「上司が的確な指示を出してくれないから」「子供がまだ小さいから」と理由を自分の置かれている状況や人のせいにしてばかり。
自分ではコントロールできないもののせいにして、だから毎回同じ問題でつまづくんですよね。
他責思考のループ
ひとつ私の例を出しますね。
私は子供の頃から自己肯定感の低い子供でした。3人姉妹の長女で下の2人と歳が離れていたため、妹が生まれてからは親の関心を受けられず(と自分で思っていた)、小言ばかりを言われて褒めてもらうことがなかったと思い続けて大人になりました。
自分の性格が好きになれず、いろいろなネットの情報などを鵜呑みにして、親の接し方や育った環境のせいにしていました。親に対して何か言ったり、怒ったりすることはなかったのですが、根底にいつもその思いがありました。
そして今、私は2人の子供の親となりました。子供達は愛おしく、日々の成長が楽しみな反面、自分の子育てがいつも不安で周りと比べたり、ちょっとしたことに大きく戸惑ってばかりです。
私の間違った子育てや接し方がこの子たちの人生を台無しにしてしまうのではないかと、大げさではなく本気で怯えていたのです。
指さしのイメージ
そんなとき、グループコーチングでこのTaking 100% Responsibilityという考え方を知り、下のイメージ図を見てハッとしたのです。
誰か(何か)に対して指をさして責めているとき、何本の指が自分に向けられているでしょうか。
自分の性格を親のせいにしていた私は、自分が親となった今、同じことが子供に起こるのではと怯えていたのです。
他責思考をやめない限り、私はこのどうしようもない怯えから逃れることができないことに気づきました。
他責にしている限り、そこには何も改善が生まれず、環境が変わってもきっと同じ結果を招きます。
そしてそこにはいつもネガティブなエネルギーがつきまといます。
ではどうしたら良いのでしょうか。
変えられるのは自分の思考だけ
まわりの状況や他人を変えることはできません。
変える(コントロールする)ことのできるのは自分の考え方だけです。自分のコントロールできるものに集中し、自分に何ができるかを考えるほうが前向きですよね。
私の場合、下記のようなことが今からでもできます。
- 子供時代の記憶(Story)を違う視点で振り返り、良い面を見つける
- 自分のありのままを認め、性格も受け入れる
- 思考のクセを訓練でポジティブなものにし、より幸せに生きる
- 子供と一緒に成長するマインドを持つ
他責思考をやめて全て自分が選んだ結果だと認識し、自分ができることにフォーカスすることで、未来は少しずつ変わっていくと思います。
私が大好きなリベラルアーツ大学の両学長もYoutubeで「第7回 原因自分論で考える【人生論】」でお話されています。ご興味があればぜひ見てみてくださいね。