Tips

WebinarのTips(後編)

この記事ではWebinar本番でのTipsをご紹介します。

当日編

当日のTips

実践セッション

WebinarのTips(前編)で説明しましたとおり、運営側/パネリストでウェビナー開始前に接続テストや打ち合わせ(実践セッション)を設定していた場合、ホストおよびパネリストがウェビナーリンクにアクセスするとこの実践セッションに入れます。

WebinarのTips (前編)実際に2020年12月にWebinar開催した経験から、WebinarのTipsを紹介しています。...

接続に問題がないか、マイク/ビデオのOn/Offが問題なく行えるか、音声はクリアに聞こえるかなど最終チェックを行います。

画面上部の「ウェビナーを開始」をホストがクリックすると、一般出席者が入ってきてウェビナー本番がスタートします。

一度ウェビナーを開始してしまうと実践セッションには戻れませんので、全ての準備が整ってからウェビナー開始ボタンを押すようにしてください。

ちなみに実践セッション中、一般出席者の画面には下記のようなメッセージが表示されています。

パネリストのビデオオン

準備段階でパネリストのビデオオフ設定をしている場合、パネリストは本番で自分のビデオをオン(自分のカメラをオン)にすることができません。私はこの設定でリハーサル時に何度も焦った経験がありましたので、皆さんがそのようなハラハラする状況にならないように情報共有しますね。

メニューバー[参加者]→[詳細]→パネリストに次を許可→[ビデオの開始]

Emiko

この参加者メニューの詳細ボタンでは他にもいろいろな設定ができるようになっているので、ぜひリハーサル時に色々試してみてください。

本番中にパネリストの強制ミュート、強制ビデオオフをした場合も、ホスト側でパネリスト毎にミュート解除依頼、ビデオの開始依頼をしなくてはパネリスト側で変えることができません。なお、ホストは依頼のみで、実際にミュート解除、ビデオの開始はパネリスト本人にしかできません。(ややこしい!)

パネリストと視聴者の変更

パネリストを視聴者に降格(?)、視聴者をパネリストに降格(?)させたりすることも可能です。

例えば、Q&Aセッションで視聴者から良い質問が出て、ディスカッションが発展する場合、質問した視聴者をパネリストに昇格させることで直接質問者とパネリストがディスカッションをすることが出来ます。

参加者メニューで該当するパネリスト/視聴者にカーソルを合わせ、詳細から「役割を視聴者に変更」/「パネリストに昇進」を選んでください。

スポットライト機能

ウェビナー中、特定のスピーカーを常に大きく表示しておく機能がこのスポットライト機能です。

例えば、複数のパネリストが同時にビデオオンにしている状況で、一人のパネリストがスピーチをしている際にその一人を常に大きく表示させることができます。通常、Zoomのデフォルトでは音声を発した個人が大きく表示されるので、例えば咳払い一つでも画面が変わってしまいます。それを意図的に一人の個人(スピーカー)に固定する際に有効です。

やり方は簡単です。スポットライト表示させたいパネリストのビデオにカーソルをあわせて右上の[…] から[全員のスポットライト]を選択します。

すると上の画像のように特定のパネリストの画面が大きく表示されます。

スポットライトを複数のパネリストに設定することも可能です。2人目のビデオの[…]にカーソルをあわせ、[スポットライトを追加]を選択すると1人目と並列で表示されます。

セッションが終わりスポットライトを解除する場合は画面右上の[表示] ボタンから[すべてのスポットライトを削除]を選択すると元に戻ります。

似たような機能に「ピン」というものもありますが、これは参加者が自分のスクリーン上で特定のスピーカーを大きく表示させるのみです。参加者全員に対して同じスクリーン表示設定ができるのはホストによるスポットライト機能のみです。

その他のTips

  • リハーサルは本番と同じ時間帯、同じ場所、同じ機材、本人が参加
  • 可能な限りホストとパネリストは有線LANに接続する
  • 音声を発するパネリストは部屋を分けて参加する(ハウリング防止のため)
  • ビデオオンにする場合は目線とカメラレンズ(PCの場合はカメラホール)の高さを合わせる

以上がWebinar tipsです。いかがでしたか?

Emiko

ウェビナーは多くの人に参加してもらえるとても良質なツールですが、主催に慣れていないと不安ですよね。この情報がウェビナー開催の不安を少しでも取り除くことができれば嬉しいです。