マイケル・リンシン氏の
THE HAPPY TEACHER HABITS
(幸せな先生の習慣)
11 Habits of the Happiest, Most Effective Teachers on Earth
(地球上で最も幸せで効果的な先生の11の習慣)
をまとめました。
1.Narrow(狭める)
この20%というのはパレートの法則やエッセンシャル思考で有名な、
「ある事象の20%が、全体の80%を生み出しているという状態」です。
例:
・上位20%のトップ営業マンが会社全体の80%の売上を生み出している
・スイミングの練習の20%が試合で発揮する80%の力を生み出している
・試験勉強の20%が実際の試験の80%の正解を生み出している
などなど
間違った努力は時間の浪費とリンシン氏はばっさり言っています。
2.Decline(断る)
「No」というということは、スピードを落とすこと、家族や好きなものと過ごす質の高い時間、自由でいること、柔軟であること、集中すること、効果的な教育を実践すること、生涯続く前向きな影響を生徒に与えることに「Yes」と言うということなのです。
日本人は断ることが苦手な傾向にありますが、すこしずつ練習していきましょう。
迷惑をかけるんじゃないか、嫌われるんじゃないかと思いがちですが、それは相手が決めること。
そして案外、周りの人はあっさり引き下がってくれるものです。
3.Tidy(整える)
Journal of Neuroscienceは2011年に、子供の視野内の対象物が多すぎると、集中力に悪影響を与えると結論付けた研究を発表しました。
それは学習を遅らせ、情報を処理する彼らの能力を制限し、神経を過敏にさせます。
また、ゴチャゴチャした教室は先生の注意力も奪います。
それは教室に10名生徒が増えることと同じだそうです。
ストレスの解放と自分でコントロール出来ているという感覚は、整理整頓に時間をかける価値があります。
4.Improvise(アドリブ)
机に向かって準備を毎回するのではなく、
自分がすでに体得した知識や経験を信じましょう。
そのために教える分野は熟知しておきましょう。
そうすれば状況に応じて必要な説明、サポートがアドリブのように自然に出てきます。
授業中の生徒の様子はたくさんのことを教えてくれます。
5.Envision(イメージする)
イメージをするとは一度練習をしている、経験をしていると同じこと。
一度安全な、誰にもジャッジされない環境で練習ができるので、
成功する確立が高まるのです。
あなたの感情が動いてしまうような生徒の振る舞いに対しても
事前にどう対処するかイメージしておくと、
実際に冷静に対応することができます。
イメージすることによって
自分を落ち着かせ、自信が満ちて、
自分の持っている力を発揮することができるのです。
アスリートのイメージトレーニングと同じですね。
続きは後半で。